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肺がん治療(死亡率第1位)

肺がんは、小細胞がんと非小細胞がんの2つの型に大きく分類されます。

腺がんは、肺がんの40%、女性の肺がんの70%以上を占めています。肺がんの中でも他の組織型に比べ臨床像は多彩で、進行の速いものから進行の遅いものまでいろいろあります。
扁平上皮がんは、肺がんの40%、女性の肺がんの15%を占めています。肺がんと診断された時にはがんであることが多くみられます。

非小細胞肺がんと異なり、抗がん剤や放射線治療が効きやすいタイプのがんです。肺がんの罹患(りかん)率、死亡率は、ともに40歳代後半から増加し始め、高齢ほど高くなります。

年次推移は、1960年代から80年代に急激に増加しましたが、90年代後半から減少傾向にあります。

がんで亡くなった人数を部位別に多い順に並べると、肺がんは女性で第2位です。

がんの組織型では、扁平(へんぺい)上皮がんに比べ、腺がんの割合が増加しています。

肺がんのリスク要因を考えるうえで、喫煙習慣を切り離して考えることはできません。

治りにくい咳や胸痛、呼吸時のゼーゼー音(喘鳴:ぜいめい)、息切れ、血痰、声のかれ(嗄声:させい)、顔やむくみなどが一般的症状です。

治りにくい咳、血痰、胸痛、喘鳴、息切れ、嗄声、発熱などを認める場合には受診をお勧めします。

抗がん剤の副作用とは?

お薬は働きを持っています。働きを「主作用」といい、それ以外を「主」に対して「副」の働き、いわゆる「副作用」といいます。

働きだけあらわれるのが理想なのですが、理想的なお薬はありません。

お薬も同じで、「副作用が心配だから」と勝手にお薬を中止したり、量を減らしたりしていては、病気を治すことはできません。
指示どおりにお薬を使用することが、早く病気を治すことになります。

副作用を恐れるのではなく、副作用の正しい知識と理解を万が一副作用があら場合には、できるだけ早期に対処することが大切です。

がんの代替療法とは?

サプリメントをはじめとした、がんの代替療法(民間療法)の有効性や安全性を方法で評価しようという気運が世界的に高まっています。その中で最も組織的で詳しい研究の1つとして、アメリカ、ハーバード大学の研究グループによる報告をご紹介します。
がんに対する「相補代替療法」の有効性と安全性をまとめたものです(「相補」とは「補う」という意味で、通常のがん治療を補う意図で行われる治療のこと。代替とは「代わり」という意味で、通常のがん治療の代わりに行われる治療法を指しています)。
しれませんが、相補代替療法の中で、進行を防ぐとか、生存率が上がるという効果を、この研究グループが認めて推薦するものは、1つもないということです。
「反対」と判定されています。「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。「反対」という判定はどうでしょうか。
「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という判定になっています。
この判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が治療効果を弱めてしまう可能性がためです。
抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能性があります。判定が「反対」とされているのです。

肺がん治療とは?

肺がんの治療には、がんの場所、がんの組織型、病期、今までの病気、現在かかっている病気、心臓、肺、腎臓や方法を選択します。放射線療法、抗がん剤による化学療法です。

手術方法としては、肺の患部を部分切除する場合、肺葉切除(右肺は上葉、中葉、下葉と分かれ、左肺は上葉、下葉と分かれていますが、そのひとつか2つを切除すること)する場合、肺をすべて切除する場合があり、リンパ節にがんがあるかどうかためにリンパ節切除(リンパ節郭清といいます)も行います。

胸水を認めないIIIB期、小細胞がんの場合は限局型が対象となります。通常は外から患部である肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的に1日1回週5回照射し、治療期間が必要です。最近では、小細胞肺がんに対しては1日2回週10回照射する加速多分割照射が行われています。

静脈内または内服によって投与された抗がん剤は、血液の中に血流に乗って肺のみならず、肺の外に拡がったがん細胞にも効果が期待されます。すが、満足できるものではありません。

気管支鏡で見える範囲のがんにレーザー光線を照射して治療します。がん組織に取り込まれやすく光に反応しやすい化学薬品を投与後、ある種のレーザー光線を照射し早期肺がんを選択的に治療する方法もあります。がん細胞を特異的に殺す免疫担当細胞を点滴するなどの種々の免疫療法が試みられています。

現状では肺がんに免疫療法はありません。


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